Trattoriaコンプリートへの道

THE TRATTORIA SOUND

その昔、92年から2002年までの10年間、トラットリア（Trattoria Records）という音楽レーベルが日本に存在していました。当時フリッパーズギターを解散した小山田圭吾氏がエル・レコード（él Records）を主宰していたマイク・オールウェイとの交流の場として始めたレーベルです。トラットリアとはイタリア語でいうところの定食屋。若い自分にはとにかく刺激的で、ソフトロック〜アシッドジャズまで雑多なラインナップ。学生だった自分はまさしく定食屋に通うがごとく、音楽からアートワークまで、そのメニューを漁っては血と肉にしておりました。当時はそれほどお金があるわけではなく、全てのタイトルをチェックすることが出来なかったわけですが、20年ほど経った今、コンプリートしてみようと思い立ちました。高額で取引されているタイトルもありますので長い道のりになるかと思いますが温かく見守っていただけると幸いです。また、レーベル買いからクレジット買いを体験させてもらった経験から、時間を見つけて各タイトルのクレジットも追記していく予定ですので長い目でお付き合いください。次世代に繋ぐ財産となれば幸いです。